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豚コレラ対策に罰則強化、3日間で33件摘発


ニュース 農林水産 作成日:2018年12月17日_記事番号:T00080999

豚コレラ対策に罰則強化、3日間で33件摘発

 アフリカ豚コレラの感染拡大を水際で防ぐため、感染発生地域からの肉製品の輸入に対する罰則を強化した「動物伝染病防治条例」が14日から施行され、14日8件、15日8件に続き、16日は17件が台湾各地の出入境地点で摘発され、うち10件は中国からの持ち込みだった。中央社電などが伝えた。

/date/2018/12/17/14pick_2.jpgハンガリーから持ち込まれたサラミ(中央社)

 摘発品目は中国産のハム、腸詰め、鶏肉のほか、ベトナム製の豚肉製品、日本から持ち込まれたペットフードなどがあった。同条例改正により、初犯時には5万台湾元(約18万4,000円)、再犯の場合、50万元、3回目以降は100万元の罰金が科される。なお、18日以降、アフリカ豚コレラの発生地域からの持ち込みは初回20万元、再犯は100万元が科される。

 行政院農業委員会動植物防疫検疫局(農委会防検局)の鄭純彬主任秘書は「アフリカ豚コレラが台湾に侵入し、台湾の豚にも感染が拡大すれば、庶民料理の魯肉飯(滷肉飯)も姿を消すことになりかねない」と感染防止への警戒を求めた。

 アフリカ豚コレラは人間には感染しないが、豚に感染した場合の死亡率はほぼ100%で、感染力も強い。冷凍豚肉でもウイルスが1,000日間生存することが分かっており、各国・地域が対策を強化している。