ニュース 農林水産 作成日:2018年12月17日_記事番号:T00080999
アフリカ豚コレラの感染拡大を水際で防ぐため、感染発生地域からの肉製品の輸入に対する罰則を強化した「動物伝染病防治条例」が14日から施行され、14日8件、15日8件に続き、16日は17件が台湾各地の出入境地点で摘発され、うち10件は中国からの持ち込みだった。中央社電などが伝えた。
ハンガリーから持ち込まれたサラミ(中央社)
摘発品目は中国産のハム、腸詰め、鶏肉のほか、ベトナム製の豚肉製品、日本から持ち込まれたペットフードなどがあった。同条例改正により、初犯時には5万台湾元(約18万4,000円)、再犯の場合、50万元、3回目以降は100万元の罰金が科される。なお、18日以降、アフリカ豚コレラの発生地域からの持ち込みは初回20万元、再犯は100万元が科される。
行政院農業委員会動植物防疫検疫局(農委会防検局)の鄭純彬主任秘書は「アフリカ豚コレラが台湾に侵入し、台湾の豚にも感染が拡大すれば、庶民料理の魯肉飯(滷肉飯)も姿を消すことになりかねない」と感染防止への警戒を求めた。
アフリカ豚コレラは人間には感染しないが、豚に感染した場合の死亡率はほぼ100%で、感染力も強い。冷凍豚肉でもウイルスが1,000日間生存することが分かっており、各国・地域が対策を強化している。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722