ニュース 電子 作成日:2018年12月18日_記事番号:T00081011
米半導体大手クアルコムとアップルの特許紛争に関連し、アップル製品の受託生産メーカーのセオドア・ブトロス弁護士はロイター通信に対し、鴻海科技集団(フォックスコン)を含む受託生産メーカーはまだクアルコムとの和解交渉を行っておらず、4月に予定される裁判を迎える準備ができていると述べた。受託生産メーカーは少なくとも90億米ドルの損害賠償を求める構えだ。18日付経済日報が伝えた。
ロイター通信によると、訴訟戦には鴻海をはじめ、和碩聯合科技(ペガトロン)、緯創資通(ウィストロン)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)などが巻き込まれている。
ブトロス弁護士の発言は、クアルコムのスティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)が「今年下半期から来年にかけては、双方の紛争が解決できるタイミングになり得る」などと、和解交渉の存在をほのめかす発言したことを受けたものだ。
ブトロス弁護士は「クアルコムは受託生産メーカーとライセンス供与に向けて協議していると説明しているが、基本的には不合理な要求を繰り返し、(全てが)原点に返った」として、交渉の進展を否定した。
クアルコムとアップルの特許紛争は昨年表面化し、受託生産メーカー各社も昨年7月、クアルコムが要求するライセンス料は正常な水準を超える上、反トラスト法(独占禁止法)にも違反するとして、米カリフォルニア州南部地区連邦地裁に提訴している。
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