ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

担仔麺「度小月」本店休業、経営権争い勃発か


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年12月18日_記事番号:T00081022

担仔麺「度小月」本店休業、経営権争い勃発か

 台南市の名物屋台料理、担仔麺(タンツーメン)の元祖として知られるレストラン「度小月担仔麺」本店(台南市中西区)が17日夜、営業を一時停止すると発表した。休業の理由として店側は「家族内で協議を行うため」と説明し、来年1月下旬には再開すると強調している。業界では「3代目と4代目の間で経営権争いが起きている」との臆測が浮上している。本店以外の店舗は通常通り営業している。蘋果日報電子版が18日伝えた。

 担仔麺を考案した洪芋頭氏の死後、3代目に当たる孫の洪振銘氏が創業した「度小月」は現在、4代目末弟の洪秀宏氏が中心となり兄弟姉妹5人と共に設立した「一森企業」が経営に当たっている。

 一森企業と本店の経営は洪秀宏氏が、台南市中正路の中正旗艦店は長女の洪貴蘭氏、台北市忠孝店は三女の洪桂莉氏の夫が経営している。一方で担仔麺の味の決め手となる肉そぼろ作りは長男の洪秀源氏が担い、各店舗に供給しているという。

 本店前にはこのほど「当店は家族内で経営権の正式な引き継ぎが行われていない上、長年にわたり家主と賃貸契約を結んでいない状況の中、一時的に休業せざるを得なくなった」といった内容の告知文が張り出された。