ニュース 電子 作成日:2018年12月19日_記事番号:T00081034
日本の発光ダイオード(LED)大手、日亜化学工業は17日、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)と同社のドイツ子会社に対して、デュッセルドルフ地方裁判所で起こしていた特許侵害訴訟で、11月に勝訴が確定したと発表した。
侵害の対象としていたのは、日亜のYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)特許「EP936682(DE69702929)」と「EP2276080(DE69740795)」。
日亜化学は確定判決に基づき、損害賠償を求める準備として、エバーライトに対し該当する白色LEDに関する会計情報の開示を求める執行手続きを開始した。賠償額の算出根拠として使用する。
中央社によると、エバーライトはこれに対し、2件の特許は2017年7月29日に満期失効しており、同社の現有製品に何ら影響を与えないと主張。期限切れで規制リスクもないことから、訴訟は無意味と判断して主張を取り下げていたと説明した。
エバーライトはまた、米国最高裁が10月に、日亜化学のYAG特許「US5998925」と「US7531960」に関する権利は全て無効と判断したこと、台湾の智慧財産法院(知的財産裁判所)が4月に日亜化学の台湾におけるYAG特許「TW383508」を無効と判断しており、これらの裁判においてエバーライトが勝訴した事実は変わらないと反論した。
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