光ディスク大手の錸徳科技（ライテック）は、子会社の有機ＥＬ（ＯＬＥＤ）パネルメーカー、錸宝科技（ＲｉＴディスプレイ）が、レンズ拡散板大手の米ルミニットと台湾に合弁会社を設立すると発表した。自動車の光源開発、生産で提携する。当初は欧州自動車メーカー向けのブレーキランプなどに注力し、将来的に次世代光源やレーザーを使った距離測定技術「LiDAR」の用途開発も手掛ける計画だ。19日付工商時報が報じた。
ＲｉＴディスプレイの王鼎章総経理は、同社は自動車、医療、室内照明などの分野で多くの光源製品の開発計画を進めていると説明。車載用照明事業では、ライテックの光学デバイスとＲｉＴディスプレイの有機ＥＬ光源技術を生かして市場を開拓すると表明した。
発光ダイオード（ＬＥＤ）市場調査会社、ＬＥＤインサイドによると、有機ＥＬ光源の市場規模は2017年に１億5,300万米ドルに達し、20年に11億米ドル以上に拡大する見通しだ。
