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勝華、4.5世代など6工場設置へ


ニュース 電子 作成日:2008年6月12日_記事番号:T00008104

勝華、4.5世代など6工場設置へ

 
 携帯電話用パネル世界最大手、勝華科技(ウィンテック)の黄顕雄董事長兼総経理は11日、第4.5世代パネル工場やカラーフィルター(CF)工場など、計6棟の工場を設置する計画を明らかにした。12日付経済日報が報じた。

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 設置を計画しているのは、▽第4.5世代パネル工場、1棟(南部科学工業園区高雄園区)▽第3世代CF工場、2棟(桃園県楊梅鎮)▽抵抗膜方式と静電容量方式のタッチパネル工場、各1棟(台中県潭子郷)▽コーティング工程を含む低反射保護フィルム工場、1棟(台中県潭子郷)──。

 同社によると、第4.5世代工場は月産能力12万枚、初期の投資額は300億台湾元(約1,060億円)で、13日の株主総会で増資について検討する。第4.5世代工場を除く5工場は、同社の予定資本支出40億~50億元を充てて今年中に着工する予定だ。

 黄同社董事長兼総経理によると、上半期は赤字の見通しだが、通年で黒字転換を目指す。宏達国際電子(HTC)の携帯電話、ダイヤモンド向けタッチパネルのほか、米アップルのiPhone向けに静電容量方式マルチタッチパネルを初めて提供する。低反射保護フィルムは、ノート型パソコン(ノートPC)や液晶テレビに応用でき、ガラスの反射率を4%以下まで下げて鮮やかな色彩を実現する。年末に量産に入る計画だ。