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3Dプリンターで人工気管、台大研究陣が特許取得


ニュース 医薬 作成日:2018年12月20日_記事番号:T00081073

3Dプリンターで人工気管、台大研究陣が特許取得

 台湾大学医学部の陳晋興教授らの研究チームはこのほど、3D(3次元)プリンター技術を採用し、移植用の人工気管を作成する技術の特許2件を取得し、技術移転に成功した。20日付自由時報が伝えた。

 人工気管移植手術は世界的にも難しい医療分野で、台湾ではまだ手術の実施例がない。今回の研究は科技部の再生医学科技計画による補助を受けて、2年前から進められた。

 陳教授は19日、科技部で研究成果の発表に臨み、「既に動物実験に成功しており、今後は人体での臨床試験を行うことになる。台湾初の人工気管移植手術も近づいた」と述べた。

 移植手術は人工気管の骨組みに患者から採取した幹細胞を埋め込んだ上で培養し、手術に用いる仕組みだ。幹細胞の培養にはロボットアームを用いるため、細菌感染リスクを抑えられるという。