ニュース 金融 作成日:2018年12月20日_記事番号:T00081077
台湾で80万人が利用する決済アプリ「LINE Pay(ラインペイ)」に関連し、同アプリを利用したことがない男性のクレジットカードが勝手に何者かのラインペイとひも付けされ、1万台湾元(約3万6,500円)余りを不正使用される被害が出ていたことが分かった。20日付蘋果日報が伝えた。
被害者の男性は昨年、身に覚えがない1万1,360元のクレジットカード請求を銀行から受け取った。何者かが台北市万華区内のコンビニエンスストアでラインペイを使って決済したものだった。男性はクレジットカードは紛失しておらず、ラインペイも使用していなかった。
通報を受けた新北市政府警察局は、コンビニの監視カメラ映像を調べたが、時間が経過していたために、映像が残っておらず、容疑者特定には至らなかった。その後、ラインペイにひも付けされた携帯電話番号を使用していた男性Aさん(49)を特定したが、Aさんは昨年3月にSIMカードを紛失しており、ラインペイを使用した形跡もなく、台北地方検察署はAさんを不起訴とした。
一方、ラインペイ側は「ユーザー情報は日本にある」として、情報提供を拒否。捜査は迷宮入りした。捜査当局は犯人が何らかの手段で被害者のクレジットカード番号を入手し、Aさんが紛失したSIMカードにひも付けした可能性があるとみている。
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