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陳総統銃撃事件、法医鑑定団再結成で真相究明へ


ニュース 社会 作成日:2008年6月13日_記事番号:T00008108

陳総統銃撃事件、法医鑑定団再結成で真相究明へ


 2004年の総統選挙直前の3月19日に起きた陳水扁総統銃撃事件(319銃撃事件)について調査を続けている最高検察署特別捜査チームは11日、当時同事件の調査を行った鑑識専門家、李昌鈺氏と会って意見交換を行った。観測によると特捜チームは、法医学鑑定チームを再結成して、同事件の実行犯とされ、既に自殺した陳義雄容疑者の死因について真相究明を図る考えとみられる。13日付中国時報が報じた。

 同銃撃事件は、当時形勢不利とみられていた民進党の陳水扁候補に同情票を呼び込んで再選に大きな影響を与えたとされ、当時野党だった国民党陣営からは、事件は陳総統の「自作自演」であり、犯人とされる陳義雄も、自殺ではなく他殺ではないかとの疑惑が持ち上がっていた。

 特捜チームは過去1年間、同事件について捜査を進め、過去の捜査チームと「319銃撃事件真相調査委員会(真調会)」が見落とした証拠を数多く入手したとしている。今後これらの証拠を基に真相を究明して社会の疑惑を解くことを目指し、まずは陳義雄容疑者の遺灰を化学的に調べたいとしている。