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台北・上海フォーラム、柯市長またも「両岸一家親」


ニュース 政治 作成日:2018年12月20日_記事番号:T00081085

台北・上海フォーラム、柯市長またも「両岸一家親」

 台北市と上海市の都市間交流フォーラムである「台北上海双城論壇」が20日午前、台北市で始まり、柯文哲台北市長の中台関係をめぐる発言に注目が集まった。

/date/2018/12/20/17ko_2.jpg柯市長は演説後、「1992年の共通認識(92共識)」「両岸一家親」は共にレッテルが貼られているため、新たな言葉を生み出す必要があるとの認識を示した(20日=中央社)

 柯台北市長は昨年7月に上海市で開かれた同フォーラムで、「両岸(中台)は家族だ(両岸一家親)」などと「親中的」な発言を行ったことが波紋を呼んだ。

 自由時報(電子版)などによると、柯市長は前日19日夜の歓迎夕食会で再び「両岸一家親」に言及した。ただ、20日午前のフォーラムでの演説では「両岸一家親」という表現は避けた。

 夕食会で柯市長は「5つの相互(相互の認識、理解、尊重、協力、容赦)と両岸一家親の精神があれば、両岸関係は必ず平和的で安定したものになる」と発言した。

 一方、20日午前の演説では「両岸一家親」という表現を用いなかったものの、「両岸関係に関する自分の態度はシンプルだ。善意と相手を思う心があり、人民が必要としていることを把握すれば、共存共栄が図れる。両岸は対抗の代わりに対話を行うべきだ。だからこそ5つの相互を提唱した」などと発言した。