ニュース 金融 作成日:2018年12月22日_記事番号:T00081124
米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げに反し、台湾の中央銀行(中銀)が10四半期連続で政策金利の据え置きを決めたことを受け、生命保険大手、富邦人寿保険は21日、為替変動準備金を30億台湾元(約108億円)積み増すことを決めたと発表した。米台間で金利差が拡大し、リスクヘッジ費用の増加に対応するためだ。22日付工商時報が伝えた。
為替変動準備金とは、生命保険会社が為替差益の一部を積み立てるもので、為替差損が出た月には、損失額の半額を同準備金から引き当てることができる。
持ち株会社の富邦金融控股は「リスクヘッジコストが高い時代には、リスクヘッジ支出を有効に抑える必要がある。為替変動準備金の積み増しによって、リスクヘッジの割合を機動的に調整でき、為替変動に対する防衛能力を強化できる」と説明した。
業界関係者は、同業各社も為替変動準備金の積み増しを検討しており、年末にかけて追随が相次ぐとの見方も出ている。
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