ニュース 運輸 作成日:2018年12月22日_記事番号:T00081128
23日に開通を迎える新北市淡水区の淡海軽軌鉄道(ライトレール、LRT)緑山線について、運営する新北大衆捷運の従業員から自由時報に対し、列車の速度超過を防ぐ自動列車防護装置(ATP)に問題があり、発車直後に急ブレーキがかかってロックされ、手動でATPを解除して改めて進行するトラブルが頻発しているとの内部告発があった。退任目前の朱立倫市長(国民党)の業績とするために開通を急いだとの臆測も聞かれる。同紙が22日付で報じた。
淡海LRTは、坂やカーブが多いため、ATPを導入した(中央社)
ATPは10月に起きた台湾鉄路(台鉄)の特急列車プユマ(普悠瑪)号の脱線事故で、スイッチが切られていた経緯と事故の関連性が強い注目を浴びた。指摘に対し、新北大衆捷運の呉国済総経理は、ATPに問題はなく、試験営業前に細かい問題は全て解決していると強調した。淡海LRTのATPは補助ブレーキ装置で、プユマ号や台湾高速鉄路(高鉄)のものとは全く異なり、淡海LRTは最高の安全水準を求めるため、通常のLRTでは装備しないATPを導入したと説明した。
また、侯友宜次期市長(国民党)の下で新北市政府捷運工程局長に就任する李政安氏は、淡海LRTは2014年の工事発注から全て予定通りのスケジュールで進められてきており、開通日に政治的な要素はないと断言した。
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