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農民保険加入者、国民年金の対象外に


ニュース その他分野 作成日:2008年6月13日_記事番号:T00008113

農民保険加入者、国民年金の対象外に

 
 行政院は12日、国民年金法改正案を閣議決定し、農民保険の加入者160万人が今年10月に発足する国民年金保険の強制加入対象から除外されることが決まった。これにより、農民保険加入者は国民年金から切り離され、今後も同保険から毎月6,000台湾元(約2万1,000円)の老年給付を受給できることになった。13日付自由時報が伝えた。

 同改正案には、労工保険年金の制度発足前に労工保険老年給付(一時金)を受け取った人に関しても、国民年金への加入を認める条項が盛り込まれた。

 現行国民年金法では労工保険の加入者は国民年金制度発足までに労工保険を脱退しなければ国民年金に加入できず、労工保険の加入期間が15年以上の場合には、労工保険を脱退しても国民年金への加入が認められていない。このため、国民年金制度発足までに駆け込み加入しようと、労工保険を脱退する人が増え、労工保険基金は財政的負担を強いられていた。行政院は法改正により、労工保険老年給付の受給申請を減らすことができるとみている。改正案は立法院の今会期中に成立する見通しだ。