中国の市場調査会社、北京群智営銷諮詢（シグマインテル）の統計によると、テレビ用液晶パネル価格は12月も続落し、32インチで約３米ドル、40～43インチで４米ドル、大型サイズで４米ドル以上下落した。シグマインテルは、来年の見通しを慎重視するテレビブランドが在庫調整を強化し、需要が減少した他、パネルメーカーの生産拡大で供給が増加したためと指摘した。24日付工商時報が報じた。
シグマインテルの予測によると、32インチパネルは中国メーカーが供給を減らしたため、１月価格の下落幅は３米ドル未満に縮小するとみられる。40～43インチパネルの１月価格は前月比横ばいとなる見通しだ。
一方、大型パネルは供給拡大により１月の価格下落幅が12月以上となる見通しで、55インチは約４米ドルの下落が続くとみられる。また、第10.5世代工場の供給増と台湾、韓国メーカーの生産拡大により、65インチの１月の価格下落幅は12月の４米ドルから拡大する見通しだ。
