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11月の工業生産指数、同月の過去最高に【図】


ニュース その他製造 作成日:2018年12月25日_記事番号:T00081183

11月の工業生産指数、同月の過去最高に【図】

 経済部統計処が24日発表した11月の工業生産指数は111.3ポイントで、前月比4.42%下落、前年同月比2.09%上昇した。うち、製造業生産指数は112.55ポイントで、前月比4.35%下落、前年同月比2.23%上昇した。いずれの指数も同月の過去最高を記録した。25日付工商時報などが報じた。

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 業種別では、コンピューター・電子製品・光学製品業が128.32ポイントで前年同月比12.12%上昇し、過去2番目に高かった。経済部は、米中貿易戦争でサーバーの台湾生産比率の上昇、ハブ、スイッチ、ルーターなどネットワーク機器の台湾メーカーへの転注といったプラス効果があったと指摘した。

 一方、機械設備業は121.32ポイントで、前年同月比1.06%下落し、従来の2桁成長からマイナス成長に転じた。昨年同月の出荷が旺盛だった他、米中貿易戦争の影響で中国メーカーの機械設備投資が縮小していることが要因だ。

 電子部品業は117.94ポイントで前年同月比1.99%上昇した。うち半導体業は125.75ポイントと、4.42%上昇した。いずれも同月の過去最高だった。一方、液晶パネルと部品業は114.56ポイントで2.2%下落した。

 自動車および部品業は92.42ポイントで前年同月比16.1%下落し、4カ月連続のマイナス成長となった。統計処の王淑娟副処長は、新車販売の不調が要因と指摘した。

 経済部は12月の製造業生産指数について、前年同月比1%減とマイナス成長に転じ、来年も前年割れが続くと予測した。