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管中閔氏の台湾大校長就任、教育部「やむなく同意」


ニュース 社会 作成日:2018年12月25日_記事番号:T00081188

管中閔氏の台湾大校長就任、教育部「やむなく同意」

 国家発展委員会(国発会)主任委員などを歴任した管中閔台湾大学教授(62、中央研究院院士)が台湾大学校長に就任する人事について、葉俊栄教育部長は24日、「やむなく同意する」と発表した。

/date/2018/12/25/18twuniv_2.jpg管氏の台大校長就任への同意を発表する葉教育部長。統一地方選挙での民進党の大敗が影響したとの見方も出ている(24日=中央社)

 台大では楊泮池前校長が昨年6月21日に辞任後、台大の校長選出委員会が管氏を新校長に指名した。しかし、教育部は選考過程に問題があるほか、管氏には兼職をめぐる論議があるなどとして、人事案を認めて来なかった。その間に潘文忠、呉茂昆の両氏が教育部長を辞任したほか、台大内部での対立の溝が深まるなど、事態が混迷。教育部は大学の自主権に干渉しているとして批判を浴びていた。

 葉教育部長は管氏の校長就任には反対の立場だったが、台大の校長選出委員会は選考やり直しを求める教育部の立場に難色を示していた。台大の校長不在は、楊前校長の辞任から約550日、管氏指名から約300日ぶりに解消することになる。

 葉教育部長は会見で40分間にわたり校長選出委員会を批判。葉教育部長が就任した7月からこれまで、校長選出委に前向きな対応を求めたが、「完全に無視された」とし、「選出委会合での処理に瑕疵(かし)があるのだから、もうこれ以上期待はできない」として、あくまで対立解消のために、やむなく管氏の台大校長就任に同意したと説明した。