ニュース 電子 作成日:2018年12月26日_記事番号:T00081192
中国の通信設備大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)は傘下の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)を通じて自社製品用の半導体開発を強化しており、台湾積体電路製造(TSMC)は来年、ファーウェイの半導体生産を独占受注する見通しだ。26日付工商時報が報じた。
ファーウェイが最近発表したデータセンター向けプロセッサー「Hi1620」はTSMCの7ナノメートル製造プロセスを採用しており、来年量産を開始する予定だ。また、SSD(ソリッドステートドライブ)コントローラーチップ「Hi1812E」とネットワークチップ「Hi1822」はTSMCの16ナノを採用している。
この他、ファーウェイは来年、人工知能(AI)搭載のスマートマネジメントチップ「Hi1711」を発表する予定だ。TSMCの16ナノを採用する。また、クラウドコンピューティング用AIチップ「Ascend310」と「Ascend910」を来年第2四半期に発表する予定で、それぞれTSMCの12ナノ、7ナノを採用する。
ファーウェイは米国からの締め付けを受ける中、半導体の自社開発割合を高め、TSMCへの発注を増やしている。ファーウェイはTSMCにとってアップルに次ぐ第2の大口顧客となっており、TSMCのEUV(極端紫外線)リソグラフィー技術を導入した7ナノ強化版(7ナノプラス)と5ナノを初めて採用するのもファーウェイとなる見通しだ。
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