ニュース 電子 作成日:2018年12月26日_記事番号:T00081195
経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)が、中国のタッチパネル最大手、欧菲科技(Oフィルムテック)や、中国政府が出資するシルクロード基金から成るグループと出資受け入れをめぐる交渉を行っていることが明らかとなった。JDIはアップルのスマートフォンiPhone XR(テン・アール)向けの液晶パネルの最大サプライヤーだが、仮に中国勢による出資が実現すれば、米中貿易戦争の動向を懸念するアップルから発注を打ち切られる恐れがある。その場合、友達光電(AUO)、群創光電(イノラックス)の台湾勢が、初めてiPhone用パネルを受注する可能性が開かれる。26日付経済日報が報じた。
業界関係者は、AUOはかつてタブレット端末iPad向けに液晶パネルを納入した実績があり、イノラックスはアップルと提携関係にある鴻海精密工業の傘下企業のため、サプライチェーン入りの可能性はあると指摘した。台湾パネルメーカーは、いまだiPhoneに製品を供給した実績はない。
iPhoneはディスプレイへの有機EL(OLED)採用を進めているものの、有機EL機種は価格が高いため、今年発売した新製品3機種の中でも液晶パネル採用のiPhone XRの売れ行きが最も良く、パネル需要のけん引役を果たしている。
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