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南緯実業、ODM強化へ増資完了【表】


ニュース その他製造 作成日:2018年12月26日_記事番号:T00081201

南緯実業、ODM強化へ増資完了【表】

 アパレルの南緯実業(テックスレイ・インダストリアル)はこのほど、蘇州緯徳を引受先とする2億3,736万台湾元(約8億5,000万円)の第三者割当増資を完了した。今回の増資はODM(相手先ブランドによる設計・生産)による生産能力を増強し、欧州市場でシェア拡大を図ることで、受託生産専業からの脱却を目指す狙いがある。26日付工商時報が伝えた。

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 蘇州緯徳の親会社、蘇州徳高貿易はアパレル製品の設計、生産、販売を行い、「ZARA」「Pull&Bear」「Massimo Dutti」などのブランドを傘下に持つスペインのアパレル大手、インディテックスを主要顧客としている。

 南緯実業は蘇州徳高貿易との提携について、「主な業務や顧客層が異なるため、競争にはならず、大きな協力の余地がある」と説明した。徳高貿易はODM、南緯は布地生産や縫製の受託が強みだ。徳高貿易にとっては、南緯のカンボジア工場を活用することで、欧州にZARAブランドの製品を無関税で輸出できるメリットがある。