ニュース 政治 作成日:2018年12月26日_記事番号:T00081213
韓国瑜高雄市長の就任式が市内を流れる愛河の河畔で25日午前に行われ、周辺には推定で1万5,000人が詰め掛けた。26日付聯合報が伝えた。
韓市長は就任を宣誓後、まず副市長任命の公文書に署名した(25日=中央社)
韓市長は就任演説の冒頭、詩人・余光中の詩「春は高雄から始まる(譲春天従高雄出発)」を朗読し、「四海(世界)の貨物がスムーズに流れ、八方(各地)の人々と通じる」街づくりなどを今後4年間の任務として掲げた。
韓市長は就任初日、高雄市の財政再建に充てるため、同市に宿泊する外国人観光客から「都市税」を徴収する構想を明らかにした。高雄市政府観光局の統計によれば、昨年上半期に高雄市に宿泊した外国人旅行者は約240万人で、仮に旅行者1人当たり1日100台湾元(約360円)を徴収した場合、市には数億元の税収がもたらされる。韓市長は「わずかな額だが、ちりも積もれば山になる」と述べた。
その上で、韓市長は「先進国の多くに都市税が存在する。外国人旅行者が増えれば、高雄市のハード面、ソフト面のさまざまな設備に負担が生じる。市議会の同意を経て、都市税導入を推進し、財政改善を助けたい」と説明した。
財政部関係者は、地方自治体による臨時税、特別税、付加税の徴収は地方制度法に基づく地方自治事項だが、財政部と主計総処で適法性を確認することが前提になるとの認識を示した。
LRT第2段階を中止
韓市長はまた、高雄ライトレール(軽軌鉄道、LRT)の第二段階区間、哈瑪星駅~機廠駅について、総事業費80億元に見合った輸送効果が期待できないとして、事業を中止する考えも示した。ただ、工事は既に発注されているため、業者への対応が大きな課題となりそうだ。
「八百屋」を自称する韓市長は就任最初の夜、十全果菜市場に宿泊した(25日=中央社)
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