ニュース 自動車・二輪車 作成日:2018年12月27日_記事番号:T00081228
2018年の完成車輸出台数は2万5,000台と前年比36.7%減少し、過去10年で最低となる見通しだ。主な輸出先である中東で、原油価格の下落により販売台数が減少したことなどが要因だ。27日付工商時報が報じた。
うち国瑞汽車の18年完成車輸出台数は、昨年の3万8,000台から34%減少し、4年連続の前年割れとなる見通しだ。中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)は500台以下へ半減するとみられる。中東で自動車の安全基準が厳しくなり、輸出できなくなったためだ。
国瑞汽車は来年、トヨタの新型「アルティス」の輸出を強化し、中東向けの輸出台数減少に歯止めをかける構えだ。中華汽車は来年から軽型商用車の新型「ベリカ」と新型「ジンガー」を中東に輸出できる見込みで、来年の輸出台数は1,000台を目指す。
なお、台湾の自動車市場は輸入車の販売拡大を受け、台湾生産車のシェアが今年55%未満へと、04年の87.22%から約32ポイント低下している。台湾生産車のシェア低下は域内の雇用や自動車産業の発展に影響するため、自動車メーカーは台湾生産車に対する優遇を拡大するよう政府に訴えている。
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