ニュース その他製造 作成日:2018年12月27日_記事番号:T00081229
太陽電池最大手、茂迪(モテック・インダストリーズ)の葉正賢総経理は26日、同社の経営状況について、最悪の時期は過ぎ去ったと明らかにした。来年も赤字が続く見通しだが、欧州、中国、インド、台湾などで太陽光発電装置の設置数拡大が見込めるため、赤字の大幅な縮小が期待できると述べた。27日付経済日報が報じた。
葉総経理は、組織のスリム化以降で初めて、メディアの前で説明した(26日=中央社)
モテックは市況悪化を受け、南部科学工業園区(南科)工場でのシリコンインゴットの生産停止、太陽電池の生産能力削減、人員削減など組織のスリム化を進めてきた。
葉総経理は、同社の太陽電池の年産能力は以前の3.7ギガワット(GW)から1.4GWに減少し、内訳は▽台湾の工場、300メガワット(MW)▽中国の徐州工場(江蘇省)、300MW▽馬鞍山工場(安徽省)、800MW──と説明した。
葉総経理は、今後は太陽電池モジュールと太陽光発電システムに重点を置くと表明した。中台工場の太陽電池モジュールの年産能力は約450MW。発電システム事業はまず台湾市場を強化し、徐々に海外市場の開拓も進めていく方針だ。
葉総経理はこの他、中国江蘇省の昆山工場の処分を計画しており、来年第1四半期に決定すると明らかにした。
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