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自由時報、東森電視への出資に意欲


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年6月13日_記事番号:T00008123

自由時報、東森電視への出資に意欲


 大手新聞社の自由時報が、東森電視(EETV)の増資に参加することで、テレビ業界への参入を計画している。13日付経済日報が報じた。

 東森電視は昨年、東森集団の不正事件を経て米プライベート・ファンド、カーライルが経営権を獲得した。同社は債務償還を目的に3億株、約30億台湾元(約106億円)の増資を決定。このうちカーライルが19億元を出資し、残り11億元分は他企業の出資を求めており、食品の旺旺や富邦集団や星空伝媒集団(スターテレビ・グループ)などが対象として伝えられている。最終的には金額の多寡が出資企業として選ばれるかどうかの決め手になりそうだ。

 自由時報は昨年、鴻邦建設を通じて台湾電視台(TTV)の政府持ち株放出の際の入札で落札を目指したが、失敗に終っている。同社は創業者の林栄三氏がテレビ事業に強い関心を持っているとされるが、蘇宇暉同社スポークスマンは東森への出資について、「同社の財務報告を見たわけでも、実施調査を行ったわけでもないでのコメントできない」とはぐらかしている。