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東聯化学がEA増産、第3工場建設へ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年6月13日_記事番号:T00008125

東聯化学がEA増産、第3工場建設へ

 
 東聯化学(オリエンタル・ユニオン・ケミカル=OUCC)は12日、約15億台湾元(約53億3,000万円)を投じて中国揚州にアクリル酸エチル(EA)の第3工場を建設すると発表した。年産量は約4万トン。第3四半期に建設を開始し、早ければ2010年第3四半期に完成の予定だ。13日付経済日報が報じた。

 同社のEA生産能力は現在、年産8万トン。台湾での市場シェアは70%、アジアでは30%を占めている。EAは除草剤の原料で、中国の農薬需要の高まりを受けて需要が急速に拡大している。

 同社はこれまで主にエチレングリコール(EG)を生産し、EGの年産能力は25万トン。しかし、原油価格の高騰で原料のエチレン価格も高騰を続けていることから、EGを1~2割減産する一方、EAなど特殊化学品の生産比率を第2四半期は50%と第1四半期の40%から引き上げた。