ニュース その他分野 作成日:2018年12月28日_記事番号:T00081256
中央大学台湾経済発展研究中心(台経中心、RCTED)が27日発表した12月の消費者信頼感指数(CCI)は79.74ポイントで、前月比0.39ポイント下落し、過去1年3カ月で最低となった。CCIを構成する6項目のうち下落幅が最大だったのは「今後半年間の株式投資機会」の74.5ポイント(3.1ポイント下落)で、4カ月連続で下落した。28日付工商時報などが報じた。
台経中心の呉大任研究員は、最近の金融市場の動揺の影響を受けたと分析した。今後については、春節(旧正月、2019年は2月5日)に向けて消費が増加することでCCIの下落幅縮小が期待できる他、統一地方選挙後の新たな局面を迎える雰囲気、中台関係改善の期待が高まれば消費者の信頼感が高まるとして、来年のCCI動向に楽観的な見通しを示した。
一方、中央大学経済系の姚睿教授は、世界的な株価急落、原材料価格の下落など、景気反転のシグナルが現れており、来年の市況は楽観視できないとの見方を示した。
CCIを構成する他の5項目は、「今後半年間の物価水準」が45.4ポイントと前月比0.1ポイント下落した一方、▽今後半年間の台湾景気、82.25ポイント(0.3ポイント上昇)▽今後半年間の家庭経済、86.65ポイント(0.3ポイント上昇)▽今後半年間の耐久消費財購入機会、89.7ポイント(0.15ポイント上昇)▽今後半年間の就業機会、99.95ポイント(0.1ポイント上昇)──は上昇した。
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