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南帝、合成ゴムの生産増強へ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年6月13日_記事番号:T00008126

南帝、合成ゴムの生産増強へ


 合成ゴム世界大手の南帝化学工業(ナンテックス・インダストリー)は、国際市場の需要増を受けてスチレン・ブタジエンゴム(SBR)やラテックス、ニトリルゴム(NBR)の生産能力を拡大する。13日付工商時報が伝えた。

 同社は台湾工場の生産能力を、ラテックスは現在の3万8,000トンから5万トンへ、NBRは2万4,000トンから3万トンへそれぞれ拡大する計画。

 また、中国鎮江工場では、NBRの生産能力を2万トンから3万トンへ引き上げ、ラテックスは現在の3万トンを維持する。第4四半期に鎮江工場を拡張し、ラテックスの生産ラインの一部をNBRの生産に変更し、年内に試験生産を行う予定だ。

 南帝の2007年の売上高は、台湾工場が前年比16.4%増の37億8,000万台湾元(約134億円)、鎮江工場が91.6%増の24億6,000万元。連結売上高は61億8,100万元(同40%増)と好調で、証券筋では今年の売上高は、前年比15%増を超えると予想している。