ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ABS価格が過去最高に、台化の寧波工場停止が影響


ニュース 石油・化学 作成日:2008年6月13日_記事番号:T00008127

ABS価格が過去最高に、台化の寧波工場停止が影響

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は、中国浙江省寧波のABS(アクロルニトリル、ブタジエン、スチレン)樹脂工場で10日未明に起きた火災のため操業を一時停止している。この影響などで、アジア・太平洋地区のABSオファー価格は1トン当たり60米ドル上昇し、過去最高の2,145米ドルとなった。13日付工商時報などが報じた。
 
T000081271

 
 台化によると、操業を停止したのは2工場で、年産能力はそれぞれ15万トン、中国市場の5~6%に当たる。操業の一時停止により、月産量の4分の1が減産となる予想だが、在庫で対応できるため市場への影響は微小だという。

 なお、工場のうち1棟は14日に稼働を再開、もう1棟も18日には再稼働する予定だ。