ニュース 電子 作成日:2019年1月3日_記事番号:T00081278
受動部品大手の華新科技(ウォルシン・テクノロジー)は第1四半期に積層セラミックコンデンサー(MLCC)の取引価格を前期比20%引き下げる計画で、受動部品最大手の国巨(ヤゲオ)も値下げで追随するとみられる。MLCCは2016年第4四半期から値上げ基調が続いてきたが、約2年ぶりに値下げに転じることになる。29日付工商時報などが報じた。
米中貿易戦争が続く中、日本のメーカーが注力する車載用ハイエンドMLCCは価格上昇が続いているが、汎用(はんよう)MLCCは主な用途のスマートフォン、パソコン、仮想通貨の採掘(マイニング)装置向けの需要が鈍化し、台湾、韓国メーカーに影響が出ている。
ただ、台湾メーカーは生産拡大を計画通り進める方針だ。禾伸堂企業(ホーリーストーン・エンタープライズ)は昨年12月27日、桃園市龍潭区にMLCC工場を建設することを董事会で決定した。20年以降に量産を開始する予定で、同社のMLCC月産能力は16億個へと60%拡大する。
この他、ヤゲオはMLCCの月産能力を19年末に600億個、20年末に700億個へ拡大する計画だ。ウォルシンは昨年下半期に生産能力を20%増強しており、今後も増産ペースを維持する方針だ。
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