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降圧剤から発がん性物質、寿元「脈莎平」回収


ニュース 医薬 作成日:2019年1月3日_記事番号:T00081286

降圧剤から発がん性物質、寿元「脈莎平」回収

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は昨年12月29日、寿元化学工業が製造した高血圧患者用の降圧剤「脈莎平膜衣錠50ミリグラム」の原料から発がん性物質のN-ニトロソジエチルアミン(NDEA)が検出されたとして、1カ月以内に回収を終えるよう要求した。30日付中国時報が伝えた。

 TFDAによると、問題の降圧剤は市中に322万錠が流通しており、既に回収作業が始まった。寿元は1月27日までに回収を終えるよう求められている。

 TFDAは中国やインドの製薬会社が生産した降圧剤の原料薬からNDEAが相次いで検出された事態を受け、製薬各社に在庫の原料薬の自主検査を要求。寿元が調べた結果、インドのIPCAが生産した原料薬からNDEAが検出されたため、同署に通報したという。