ニュース 電子 作成日:2008年6月13日_記事番号:T00008129
鴻海精密工業が特許権侵害訴訟をめぐって 公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)から下された156万台湾元(約554万円)の罰金処分を不服として起こした行政訴訟で、台北高等行政裁は12日、原告の鴻海敗訴の判決を言い渡した。13日付経済日報が伝えた。
鴻海精密工業は2000年、パソコン用のコネクターを生産する同業の嘉沢端子工業(ロテス、基隆市)が特許を侵害したとして提訴し、判決確定前の05年に嘉沢端子による特許侵害があったとする断定的な証取公示を行った。このため、嘉沢端子は株価が急落したり、受注が激減するなどの被害を受けた。
鴻海側は証取公示の中で、「偽造」「知的財産権を剽窃(ひょうせつ)」「悪意に満ちた競争で市場混乱を狙った」「違法な投機業者」などという表現で、嘉沢端子を非難していた。
台北高等行政裁は判決で、「鴻海は市場で優位に立っており、確認を経ずに発表した情報が市場に与えた影響は大きかった」として鴻海の主張を退けた。
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