ニュース 運輸 作成日:2019年1月3日_記事番号:T00081294
18人が死亡した昨年10月の台湾鉄路(台鉄)の特急列車プユマ(普悠瑪)号脱線事故で、列車を運転していた尤振仲容疑者(保釈中)は昨年12月28日、行政院の事故調査委員会が21日公表した最終報告書で、人為的な速度超過だったと認定されたことについて、受け入れられないとの声明を弁護士を通じて発表した。29日付聯合報などが報じた。
声明を発表する弁護士。尤容疑者は、公表された交信内容の文字記録に誤りがあるとして、録音記録の開示も求めている(28日=中央社)
最終報告書の中で、運転士が速度レバーを制限速度を超える時速140キロメートルに設定していたと認定されたことについて、運転士は声明で、制限速度に従い時速82~83キロに設定していたと説明した。また、最終報告書でブレーキ操作がなかったと指摘されたことについて、故障への対処後に速度超過に気付き、プラットホームへの衝突で甚大な被害が出ないよう、急ブレーキをかけたと反論した。
これに対し、交通部鉄道局の胡湘麟局長は、報告書は列車システムの記録と科学的分析に基づいたものと説明した。
一方、台鉄は同日、局長経験者3人を含む20人への処分を決定した。
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