昨年の訪台外国人は延べ1,100万人を超え、過去最多を記録した。交通部の王国材代理部長は、今年は延べ1,200万人を目標に据えると表明した。31日付自由時報などが報じた。
台湾グルメが大好きだという西川さん（左３）。一足早い新年のプレゼントとなった（30日＝中央社）
1,100万人目となったのは、昨年12月30日に桃園国際空港に到着した奈良県の医師、西川忍さん。５回目の台湾訪問で、今回は妻と子ども３人と一緒に、３泊４日の予定で九份（新北市）、十分（新北市）、台中、日月潭（南投県）を巡る計画だという。
交通部観光局からは、往復航空券、台湾高速鉄路（高鉄）周遊券、高級ホテルの宿泊券などが贈られた。西川さんは、次回、台南や高雄を訪れる際に使いたいと話した。
王代理部長は、昨年は訪台中国人が延べ150万人減少したが、過去最高の1,100万人を達成できたのは、観光振興の成果の表れだと強調した。周永暉観光局長は、高鉄との提携で「２人で１人分無料プラン」を打ち出しており、外国人観光客に中南部など台湾各地をアピールしていくと説明した。
