金仁宝集団傘下の通信会社、威宝電信（ビボテレコム）は12日、加入者同士の通話無料という新たな料金プランを発表した。Ｗ－ＣＤＭＡ方式の第３世代（３Ｇ）規格で加入者同士の通話無料プランは初めてだ。13日付経済日報が伝えた。
基本料金は月300台湾元（約1,060円）、500元、900元の３種類で、プランによって他社携帯への通話が30～150分間無料になり、それ以上通話した場合も１分間当たりの料金は2.94～4.2元と、業界で最も低額となる。
同社はまた、ＬＧ電子や中興通訊（ＺＴＥ）、明基電通（ＢｅｎＱ）、サムスンの０元および1,000元の端末計６機種を同時に発表した。
同社の昨年末時点の契約件数は50万件で、このほど今年の目標契約件数を当初の100万件から150万件に上方修正した。今年の目標売上高は60億元で、２年以内の単月での損益均衡達成を目指している。許勝雄同社董事長は、ユーザーと共に不適切な料金プラン制度を打破したいと、意気込みを語った。
