ニュース 金融 作成日:2019年1月4日_記事番号:T00081317
年明け2、3日の台湾元相場は、外資による資金引き揚げの影響を受け、大幅に下落。3日は前日比0.092元の台湾元安米ドル高となる1米ドル=30.886台湾元で取引を終え、約半月ぶりの台湾元安水準となった。4日付工商時報などが伝えた。
3日の台湾元の下落率は0.2979%で、韓国ウォンの0.77%に次ぐ下落幅だった。市場関係者は「主に外資の資金引き揚げが理由だ。台湾と韓国はアジアで外資の資金投入が多く、引き揚げ時には影響を受けやすい」と述べた。
台湾元安を受け、輸出企業からは手持ちの米ドル資金を売る動きが相次いだ。市場関係者の間では、世界経済の先行き不透明感や米雇用統計発表などで、台湾元相場は31元台を目指す一段安の展開になるとの見方も出ている。
一方、日本円は資金の逃避先となって急伸。日本企業と直接競合する台湾の受動部品メーカー、半導体シリコンウエハーメーカーなどには恩恵となりそうだ。
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