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作成日：2008年6月13日_記事番号：T00008133
研華、昆山工場を1.5倍に拡張
産業用コンピューター大手、研華科技（アドバンテック）の劉克振董事長は12日、中国の工場建設コストが今後ますます上昇するとみて、昆山工場（江蘇省）で第３、第４期の拡充工事を一気に進め、同グループ内での供給に３～５年は耐え得るよう生産能力を1.5倍に高めると株主総会で表明した。11月には工事を終え、ライン設置を段階的に進めていきたいとしている。13日付蘋果日報が報じた。
劉董事長はまた、華碩電脳（ＡＳＵＳ）との合弁会社で、産業用コンピュータ向けマザーボードの設計と製造を請け負う研碩電脳（アドバンサス）では、今後シリーズ展開を進め、華碩のEee PCやノート型パソコンを、医療やスマートホームなど産業用コンピュータの応用領域に導入したいとの抱負を示した。
劉董事長さらに、ＤＭＳ（設計・製造ソリューション）能力の強化のため、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）の前総経理、王震華氏を独立董事として招き、コストコントロールについての同氏の経験を同社で生かしたいとの考えを表明した。王震華氏は昨年８月に広達総経理を辞任して以来のハイテク業界復帰となる。
