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TSMC、精材科技など封止後工程の拠点に


ニュース 電子 作成日:2008年6月13日_記事番号:T00008135

TSMC、精材科技など封止後工程の拠点に

 
 台湾積体電路製造(TSMC)は、半導体業界で45ナノメートル製造プロセスが主流となり、ウエハーレベル・チップサイズ・パッケージ(WLCSP)に対する需要が高まっていることを受け、グループ会社の精材科技(シンテック)や采鈺科技(ビスエラ・テクノロジー)をパッケージング・テスティング(封止・検査)事業の中核とし、新竹科学工業園区(竹科)銅鑼科学園区(苗栗県銅鑼郷)に封止・検査後工程の拠点を設ける方針だ。

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 13日付工商時報によると、精材科技はTSMCによる出資を受けた後、半導体の微細加工技術を使ってシリコン基板上に微小な機械要素部品を形成するMEMS技術などの移転を受けており、年内にも成果が表れる見通しだ。

 精材科技の林俊吉執行長によると、TSMCが封止市場で強化を目指しているのは、ウエハーを切り出す前にチップサイズ・パッケージ(CSP)と呼ばれる超小型集積回路の配線を行うWLCSP技術で、今後の技術開発ではTSMCと精材科技が緊密な協力を進める見通しだ。