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市販のザーサイ、基準超の防腐剤検出


ニュース 食品 作成日:2019年1月8日_記事番号:T00081362

市販のザーサイ、基準超の防腐剤検出

 台北市政府衛生局は7日、春節(旧正月、2019年は2月5日)が近づく中、年貨(春節用品・食材など)販売セール「年貨大街」で知られる迪化街(大同区)の問屋や伝統市場、ショッピングセンター、コンビニエンスストアなどで販売される野菜や果物の漬物、砂糖漬け、乾燥食品について抜き打ち検査を実施し、ザーサイから基準を超える防腐剤が検出されるなど、67件中4件で規定違反が見つかったと発表した。8日付蘋果日報が報じた。

/date/2019/01/08/07taipei_2.jpg製造元の源豊農産食品行は、食品安全衛生管理法違反により3万台湾元(約10万6,000円)以上、300万元以下の罰金が科される(リリースより)

 問題のザーサイ「淡榨菜頭」は、内湖区の商店「嘉豊行」で販売されていたもので、製造元は桃園市の「源豊農産食品行」。食品保存料として使用される安息香酸が1キログラム当たり0.82グラムと、規定の上限0.6グラムを上回って検出された。台北市衛生局は販売業者に対し、同商品を売り場から撤去するよう指示。桃園市衛生局を通じて製造元を処分するよう要請した。

 医師によると、安息香酸を過剰に摂取した場合、動悸(どうき)が激しくなる、吐き気、嘔吐(おうと)、腹痛などの症状が出ることがあるという。体内に取り込まれた安息香酸は尿を通じて9~15時間以内に排出されるが、肝臓で代謝されるため、肝機能の弱い者、妊婦、子供は摂取しない方がよいとされる。

 規定違反が見つかった残りの3件はいずれも表示規定違反だった。