高雄市の商工団体、大高雄市観光商圏総会は18日から消費還元型の地域通貨「高雄幣」（仮称）を発行する。六合、光華、南華の三大商圏で試験導入し、100店舗が参加する。将来的には市内27の商圏に対象を拡大する。８日付中国時報が伝えた。
高雄幣は昨年の高雄市長選で落選した民進党の陳其邁氏が提唱していたもので、大高雄市観光商圏総会と中華科技金融学会が共同で開発した。消費者が現金やモバイル決済で消費した金額に応じ、高雄幣による還元が受けられる仕組みで、消費者に同じ商圏での消費を促す狙いがある。高雄幣はアプリ内に蓄積されるが、１カ月以内に使用しなければ、価値が30％減少するなど、一定期間内の使用を促す仕組みとなっている。
高雄市政府観光局は、高雄幣の普及に向けた担当部門を設置する計画だ。18日の発表イベントには韓国瑜高雄市長や王金平前立法院長を招く予定だ。
