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記事番号:T00081378
2019年1月9日15:32
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アトレ、ブリーズ南山にオープン

 JR東日本グループのショッピングセンター(SC)、アトレが、あす10日、台北市信義区の台北101そばで同日開業する商業施設「微風南山(ブリーズ南山)」のキーテナントとしてオープンする。アトレ初の海外店舗で、2~4階の3フロアに計51店を出店する。4階には、周辺の景色を楽しめる屋外デッキも設け、台北101ビルの撮影スポットとしても人気を呼びそうだ。ブリーズ南山全体(店舗数208店)の初年度売上高は70億台湾元(約250億円)を見据える。

/date/2019/01/09/00top2_2.jpg微風南山2階のアトレ入り口。回遊を促す「街の小径(こみち)」をイメージした(YSN)

 アトレは、台湾初出店の▽米国の人気コーヒー店、ブルーボトルコーヒー▽チョコレート専門店、ダンデライオン・チョコレート▽チーズ菓子専門店、東京ミルクチーズ工場▽パリのパン屋、ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ▽JR東日本の訪日情報発信カフェ、JAPAN RAIL CAFE──など17店が入居する。フロア構成は、2階は主にスイーツやグロサリー(食料雑貨)、カフェなどの食のショップと雑貨店。3階はファッションから雑貨までそろい、4階にはおしゃれでカジュアルな大型セレクトショップが集まる。各階にカフェやレストランなどもある。

 運営会社、微風艾妥列南山(ブリーズアトレ南山)の伊藤浩平総経理は、日本で流動性の高い駅構内に展開しているアトレは、さまざまな顧客層に強く、信義エリアでもその経験が生かせると指摘。台北101への観光客、周辺の映画館や百貨店のファミリー客やショッピング客、高級オフィス街のビジネスパーソンや居住者などをターゲットにすると説明した。同店は、幅広い顧客層に受け入れられる飲食や雑貨を強化しており、▽レストラン、20%▽食物販、18%▽雑貨、39%──を占める。

 同店は、日常にありながらちょっと上質さを体験できる「高感度×デイリー」がコンセプト。豊かなデイリーライフ提案を目指し、出店店舗は▽日本の店舗、60%▽台湾の店舗、20%▽世界の店舗、20%──を組み合わせる。ハイブランドもあるブリーズ南山の中で相乗効果を狙う。

/date/2019/01/09/00top1_2.jpg微風南山とアトレは、高層オフィスビル台北南山広場(右)の低層階とつながる商業施設棟に入居する(同社リリースより)

 中央社電によると、ブリーズグループの廖鎮漢董事長は、「天の時、地の利、人の和」のおかげで、視察からわずか8カ月でアトレとの提携が決まったと説明。アトレは多くの独自商品を取りそろえており、とても満足していると述べた。

駅ビルも視野

 伊藤総経理は、台湾で2年前に開いたイベントで出店を望む声が多く聞かれ、台湾への出店を検討、三井物産の仲介もあり、ブリーズ南山でのオープンに至ったと説明した。今後は、ブリーズと協力して、台湾でも駅ビルにアトレを展開することを検討しており、既にブリーズが出店している台湾鉄路(台鉄)台北駅の上層階部分などが考えられるという。

 ブリーズ南山のアトレでは、アトレ初の取り組みとして、米リテールネクストのカメラを使った動線分析システムを導入した。日本とは異なる台湾の顧客の傾向を早期に把握し、店舗へのフィードバックや、レイアウトの変更などに役立てる。現在はアトレのフロアのみでの導入だが、ブリーズも興味を示しているという。

 アトレの営業時間は一部店舗を除き、日~水曜が午前11時~午後9時30分、木~土曜が午前11時~午後10時。延べ床面積は約1万2,000平方メートルで、店舗面積が約6,000平方メートル。

 運営会社の微風艾妥列南山は、アトレインターナショナル(AICO)が40%、ブリーズグループの長僑投資開発が60%出資の合弁会社、微風艾妥列控股(ブリーズアトレホールディング)の特別目的子会社(SPC)。AICOには、アトレが51%、三井物産が49%出資している。

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