食品最大手の統一企業（ユニプレジデント・エンタープライゼズ）はこのほど、１個248台湾元（約880円）の高級即席麺「満漢御品牛肉麺」について、故宮博物院の関連グッズのインターネット販売サイト「故宮精品網路商城」と提携し、春節（旧正月）向け贈答用にパッケージを一新して発売した。セブン－イレブンの各店舗、ネット通販サイト「ｍｏｍｏ購物網」、カルフール（家楽福）桂林店（台北市万華区）と重慶店（大同区）で計8,888個限定販売だ。９日付工商時報が報じた。
「満漢御品」は2016年に初めて発売して以来、春節や中秋節、端午節などに平均約6,000個を限定販売し、常に２～３週間で完売する人気商品となっている。統一企業によると、これまで９回の累計販売数は計５万5,000個に上る。
統一企業は、即席麺は成熟市場で、成長幅は縮小しているが、中～高価格商品は大幅に成長していると指摘した。
市場調査会社、ニールセンの調べによると、台湾における即席麺市場の年産額は15年は88億3,400万元、16年は104億2,300万元、17年は109億4,300万元と年々増加しており、昨年は110億元を超えたもようだ。
