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台北市の高級オフィス賃料、今年は3~5%上昇=JLL


ニュース 建設 作成日:2019年1月9日_記事番号:T00081391

台北市の高級オフィス賃料、今年は3~5%上昇=JLL

 総合不動産サービス大手、仲量聯行(ジョーンズラングラサール台湾、JLL台湾)の趙正義総経理は8日、台北市の高級オフィス賃料(A級物件)が今年は3~5%上昇し、過去20年でもまれな値上がり幅になると予想した。9日付工商時報が伝えた。

 趙総経理はまた、高級オフィスの供給不足によって今後3年は空室率が5%以下に低下し、月額賃料相場が1坪3,000台湾元(約1万600円)の大台を回復する可能性があると指摘した。台北市の平均賃料は昨年、1坪2,728元となり、空室率は18年ぶりの低水準まで低下している。

 趙総経理によると、金融機関や生命保険会社をはじめとする本社ビル購入需要だけで5棟あり、それぞれ想定面積5,000~1万坪、購入予算は30億~100億元だという。

 趙総経理は「今年も商業不動産市場は活況を維持すると楽観できる。特に金融・生保業の不動産投資に充てられる余裕資金は5兆6,000億元に達する」と述べたほか、外資も台湾の不動産市場への関心を強めていると指摘した。