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香港人のビザ免除、陸委会が検討


ニュース その他分野 作成日:2008年6月16日_記事番号:T00008140

香港人のビザ免除、陸委会が検討


 行政院大陸委員会(陸委会)の劉徳勲副主任委員は15日、「今後、台湾は香港政府と協議し、双方住民の往来がさらに簡便化されるよう希望する」と語り、香港住民の台湾訪問時のビザ免除を検討していることを示唆した。16日付経済日報が報じた。

 中央社が、中華旅行社総経理で陸委会香港事務局の楊家駿局長の発言として報道したところによると、楊局長は昨年の駐香港代表に就任後、多くの香港住民から台湾への入境ビザを免除してほしいとの要望を受けたという。また最近、陸委会から香港住民のビザ免除についての検討を求められ、今月末または来月初めにも報告を提出する予定だと語った。

 楊局長によると、香港住民のビザ免除実施には、▽香港永久居留者と非永久居留者▽香港生まれと中国大陸やその他の地域からの移住者▽香港特別行政区のパスポート保持者と英国またはその他の国のパスポート保持者──など多くの分類を設ける必要があるという。しかし楊局長は、プラス面を評価するならば、早ければ今年9月にも立法院で審議が開始されるとの見通しを語った。

 また、ビザ免除が実施されれば、香港から台湾への観光客は少なくとも20%増加するという予測も示した。