ニュース 政治 作成日:2019年1月9日_記事番号:T00081400
蔡英文総統は8日、ナウルのバロン・ワカ大統領夫妻と会談した席上、台湾住民は中国が主張する「一国二制度」には反対であり、これは与野党に共通する立場だとし、「2019年の最も重要な台湾の共通認識だ」と強調した。9日付自由時報が報じた。
蔡総統(右)は、ワカ大統領(左)に国際社会での台湾支持に感謝を伝えた(8日=中央社)
蔡総統は「台湾は域内の責任ある一員として、域内の安定を全力で確保し、繁栄と発展を促進する。腰を下ろして対話することが問題解決にとって最善の方法だ。政治的な前提がない状況で、われわれは中国大陸の政府と対話を行うことを願っている」と述べた。
中国の習近平国家主席は今月2日、中台間の1992年の共通認識(92共識)に基づき、台湾に適した「一国二制度」を提起する考えを表明。これに対し、蔡総統は5日、海外メディアのとの懇談で、92共識が北京当局によって「一国二制度」と定義された以上、あいまいな解釈を許す余地はなくなったと指摘。台湾のあらゆる政党が今後は「92共識」を唱えず、「一国二制度拒否」を明確に表明することを期待すると発言していた。
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