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飲食チェーンで値上げ続々、人件費・原料コスト上昇で


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年1月10日_記事番号:T00081423

飲食チェーンで値上げ続々、人件費・原料コスト上昇で

 今月からの最低賃金や労工保険年金(厚生年金に相当)保険料の引き上げ、原材料価格の上昇などの影響を受け、魯肉飯(豚肉そぼろかけご飯)の人気店「鬍鬚張(フォルモサ・チャン、日本名ひげちょう)」や牛肉麺の「三商巧福」、飲料スタンドの「珍煮丹」、「樺達奶茶」、「一芳」など飲食チェーンで値上げが相次いでいる。10日付中国時報が報じた。

 鬍鬚張は人件費や店舗賃料、食の安全関連のコスト上昇を理由に、1日より47項目のメニューで5台湾元(約17.5円)の値上げを実施。三商巧福も、人件費や原料価格の上昇を理由に一部メニューを5元値上げした。「珍煮丹」、「樺達奶茶」、「一芳」は一部商品や地区で5~10元値上げした。

 この他、米レストラン「TGIフライデーズ」とステーキチェーン「テキサス・ロードハウス」が一部メニューで2~5%値上げ、ピザチェーンの「拿坡里披薩(ナポリピザ)」も10元値上げした。

 ドミノ・ピザはコスト上昇分は自社で吸収し、値上げはしないと表明。ピザハットも値上げに慎重姿勢を示した。

 ファストフード最大手の台湾マクドナルドは、現時点で価格を調整する計画はないとコメントした。