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CATVのチャンネル硬直化、日系チャンネルが撤退検討


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年1月10日_記事番号:T00081424

CATVのチャンネル硬直化、日系チャンネルが撤退検討

 台湾のケーブルテレビ(CATV)業界で、国家通訊伝播委員会(NCC)がチャンネル番号の変更を認めないことに不満が高まる中、日本のスカパーJSATグループは日本のテレビ番組を海外向けに配信している「WAKUWAKU JAPAN」の台湾市場からの撤退も視野に検討していることが分かった。10日付経済日報が伝えた。

 WAKUWAKUはCATV業界大手の大手、凱擘(kbro)と交渉を行い、凱擘はNCCにチャンネル番号の変更を申請した。しかし、NCCは地方自治体がチャンネル変更に反対している上、視聴率報告や消費者の権益を考慮し、変更を認めないとの決定を下した。

 業界関係者は「台湾の産業環境と監督機関の硬直化した考え方は、国際的なメディアグループを失望させている」と指摘した。

 WAKUWAKU以外にも、韓国サムスン系のCJ E&Mが配信している韓流エンターテインメントチャンネル「tvN」、映画専門チャンネルの「ワーナーTV」、アニメーション専門チャンネルの「ブーメラン」なども台湾市場からの撤退を計画しているとされる。