ニュース 農林水産 作成日:2019年1月10日_記事番号:T00081430
鶏卵の卸売価格は9日、1台斤(600グラム)当たり3台湾元上昇し、45元(約158円)となった。産地価格も33.5元から36.5元(1キログラム当たり60.8元)に上昇した。10日付中国時報が伝えた。
鶏卵価格は行政院農業委員会(農委会)による統計がある1998年以降で最高値の水準まで値上がりし、鶏卵を多用する朝食店などの値上げを誘発する可能性が指摘されている。
養鶏業界団体の台北市蛋業商業同業公会によると、昨年は大手の種鶏飼育場で、ワクチン接種の失敗でニワトリの死亡率が高まったことに加え、8月下旬の水害被害も重なり、結果的に鶏卵生産量が減少した。
朝食店の経営者は「鶏卵が1ケース780元から突然840元に値上がりした。春節(旧正月、2019年は2月5日)前に20~40元値上がりすることはよくあるが、一挙60元の値上げは薄利の朝食店経営にはつらい」と漏らした。
農委会は「1台斤当たり3元という値上げ幅は業界の慣例で、春節前の需要増と関係がある。春節が近づけば逆に需要が低下し、春節1週前には価格が反落するのではないか」と予想した。
農委会が反落を予想するのに対し、朝食店などはさらなる値上がりを恐れている(中央社)
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