ニュース 電子 作成日:2019年1月11日_記事番号:T00081434
スマートフォン用レンズ世界最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)が10日発表した2018年純利益は、243億7,100万台湾元(約860億円)で前年比6.2%減少したものの、過去2番目に高かった。連結売上高は499億5,200万元で6%減だった。11日付経済日報などが報じた。
昨年の出荷構成比は、1,000万画素以上のレンズが60~70%で、2,000万画素以上と800万画素がそれぞれ10~20%だった。
昨年第4四半期の連結売上高は、124億4,500万元で前期比23.9%減、前年同期比22.6%減、過去5年の同四半期で最低だった。アップルのスマホiPhone新機種の販売不振の影響を受けた。
一方、昨年第4四半期の粗利益率は69.4%と、前四半期の71.3%に次ぐ過去2番目の高水準だった。市場関係者によると、第4四半期は他社に比べ単価が高いアップル向け出荷が主だったことが貢献した。
昨年12月の連結売上高は32億2,700万元で前月比19.5%減、前年同月比33.9%減少した。
ラーガンの林恩平執行長は同日、今年第1四半期もスマホ需要は振るわず、1月の業績は昨年12月並み、2月は春節(旧正月)連休のためさらに下回ると予測、受注は見通せていないと指摘した。一方、生産拡大計画は予定通り続けると表明した。
林執行長は、韓国の顧客(サムスン電子のことを指す)向け出荷について、昨年の貢献度は低かったが、今年は増加が期待できると説明した。また、昨年7月に開発を明らかにしたスマホ向け「新技術(New Technology)」は、顧客との交渉や認証を進めており、早ければ19年末か20年初めにも出荷できるとの見通しを示した。
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