ニュース 電子 作成日:2019年1月11日_記事番号:T00081437
鴻海精密工業が10日発表した2018年第4四半期の連結売上高は前期比31.59%増、前年同期比4.63%増の1兆8,104億9,200万台湾元(約6兆3,700億円)で、過去最高を記録した。組み立てを受注するアップルのスマートフォンiPhone新機種の販売不振で多くのサプライヤーの業績がさえない中、鴻海はコンピューティング製品と通信製品が貢献し、市場予測を上回った。11日付工商時報などが報じた。
昨年通年の売上高は、前年比12.51%増の5兆2,963億5,400万元で、初めて5兆元を突破した。
昨年12月売上高は、前月比2.97%増、前年同月比8.27%減の6,193億1,600万元と、前年同月の6,751億4,100万元に次いで過去2番目に高かった。鴻海によると、昨年12月売上高の前月比と前年前月比での伸びが大きかった分野は共に、▽コンピューティング製品▽通信製品▽消費者向け電子製品──の順だった。
鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は昨年11月下旬、同社の業績好調は今年1月まで続くと予測していた。
一方、鴻海は昨年第4四半期より、米中貿易戦争の影響がある市場で、サプライチェーンの移転を進めており、一部は今年上半期に完了する見通しだ。世界景気の減速に対応するとともに、産業用クラウドや高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)などでアップル以外の顧客の開拓を進める。
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