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統一企業18年売上高、過去最高に


ニュース 食品 作成日:2019年1月11日_記事番号:T00081444

統一企業18年売上高、過去最高に

 食品最大手、統一企業(ユニプレジデント・エンタープライゼズ)が10日発表した2018年連結売上高は4,314億7,800万台湾元(約1兆5,200億円)で、前年比7.91%増加し、過去最高を更新した。本業の食品事業が安定成長したことに加え、コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブンを展開する傘下の統一超商(プレジデント・チェーンストア)と、中国子会社の統一企業中国控股(ユニプレジデント・チャイナ・ホールディングス)の売上高増加が貢献した。11日付工商時報が報じた。

 食品事業ではベーカリー新商品を相次いで発売し、マーケティングも奏功した。ベーカリー事業の18年売上高は60億元に上ったとみられる。

 統一超商の18年連結売上高は2,449億1,100万元で、前年比10.76%増加し、過去最高を更新した。セブン-イレブンは昨年、最新の情報技術(IT)を導入した無人店舗「X-STORE」や、コスメブランドやスポーツジムなどとの複合店舗を相次いで出店し、来店客数を伸ばした。また、フィリピンでは昨年通年で265店を新規出店し、売上高増加につながった。

 中国では主力の即席麺、飲料事業が安定成長を遂げた。即席麺では中、高級路線の「湯達人」が成長をけん引した。飲料は商品の新鮮度を高めるために出荷管理を強化し、売上高と利益の向上につなげた。