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台船と海運・港湾3社、洋上風力工事で提携


ニュース 公益 作成日:2019年1月11日_記事番号:T00081450

台船と海運・港湾3社、洋上風力工事で提携

 台湾国際造船(台船、CSBC)は10日、▽陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)▽台湾航業(TNC)▽台湾港務港勤(TIPCマリン)──と洋上(オフショア)風力発電所の海上工事での提携意向書を締結した。まず事業チームを結成し、洋上風力発電所の開発事業者と受注に向けた交渉を進める。中央社電が伝えた。

/date/2019/01/11/15wind_2.jpg台船など4社が連携し、商機3,000億元以上の風力発電機の輸送、据え付け、メンテナンス市場に挑む(10日=中央社)

 台船の鄭文隆董事長は、▽船舶▽人材▽管理▽船員育成──などにおける各社の強みを生かし、海上工事会社とも連携して商機獲得を目指すと説明。順調にいけば新会社設立も視野に入れていると明らかにした。

 台湾政府は、2025年に洋上風力発電の設備容量を5.5ギガワット(GW)まで高めることを目標としており、台湾海峡で予定される開発計画の事業者が既に決定している。

 鄭董事長は、将来的に数十億台湾元(1元=約3.5円)を投じて洋上風車設置船を建造することも検討しており、政府が26~30年に毎年1GWの設備容量を追加導入するかどうかと、開発事業者からの受注規模を考慮して判断すると明らかにした。